カントン包茎は手術がおすすめ
通常乳幼児期において、包皮が亀頭を包み込んでいて亀頭を露出できないような状態になっています。すなわち包茎のことで、陰茎の成長と一緒に包皮は後退していき二次性徴が終わる頃になると、亀頭が露出する仕組みです。
二次性徴後や思春期以降も、亀頭が包皮に覆われている状態が包茎であり、酷い場合はカントン包茎や真性包茎になります。仮性包茎の場合、勃起した時だったり用手的に包皮を剥けることができるので治療の必要はほとんどありません。しかし仮性包茎でもペニスの皮口が狭かったり、通常問題なく皮が剥けたとしても勃起した時にペニスが締め付けを感じたり、痛みを伴うこともあるでしょう。
これをカントン包茎と呼んでいて、緊急整復処置が必要だったり、手術が必要になるケースもあります。真性包茎と同じくカントン包茎も早めの手術が必要です。真性包茎の場合は包皮口が狭くピンホール状で、亀頭がまったく露出することができない状態になります。カントン包茎の施術の場合、思春期を過ぎているなら局所麻酔下において、安全に日帰りで手術することが可能です。
デザインや機能面が重要なポイント
カントン包茎を手術する場合、まず診察し治療の必要性や手術適応などを判断していきます。真性包茎のようなら保険適応になりますが、美容目的の場合なども含めてカントン包茎の程度を見極めながら、手術を検討することが可能です。包茎手術においていくつか大切なポイントがあり、デザイン性や機能性が重要になります。
見た目が良かったり、違和感のない勃起・射精を行うことができるかなど、事前に確認しなければいけないことがあります。傷跡が目立たないような自然な仕上がりにすることも求められ、ペニスのデザインや大きさは人それぞれです。一人ひとりに合ったオーダーメイドのデザインが求められ、重要な切除ラインやデザインをしっかり決めていかなければいけません。
実際メスを入れる前の作業が大事で、手術時間は60分ぐらいです。局所麻酔や縫合などを行い吸収糸を利用することができるので抜糸する必要がありません。他院で手術を受けたがデザインなどに満足できない人や、他院で断られた人でも対応してくれるクリニックがあるので便利です。
まとめ
カントン包茎をそのままにしていると、亀頭包皮炎を起こすこともあります。包皮癒着症を引き起こすこともあり、病気ではありませんがフォアダイスも恥垢が原因と言われています。
真性包茎やカントン包茎において無理に包皮を反転させてしまうと、ペニスが締め付けられ血流が遮断されてしまい亀頭部が腫れ激しい痛みを生じるでしょう。そうなる前に適切な手術が必要で、見た目も含めて機能性に配慮した施術を受けることが可能です。